聖徳学園小学校の教科の特徴をまとめています。
知能を伸ばし、思考力を高める知能訓練、授業中に将棋やオセロを行うゲーム工作、力をしっかり伸ばす英語教育、研究活動をして、知的好奇心を育てる特別研究などを紹介しています。
本校の児童は知的好奇心や意欲が旺盛で、好きな教科に対して踏み込んだ学習の意欲が育まれていきます。
そこで、5,6年生を対象として特別研究の時間を設け、規定の学習の枠にとらわれずに児童の創意工夫を活かした自由で大胆な研究学習を指導し、一人ひとりの個性や能力を伸ばします。
児童は次の教科から興味に応じて選択します。
知能の発達を促進し、考える力を伸ばす授業を1年生から4年生まで行います。アメリカの心理学者J.P.ギルフォード博士の知能構造理論に基づき、90通りの知能因子(思考方法)を1週間にひとつずつ刺激します。教材やゲームであそびながら意欲を引き出し、自然と考える力がつくようになっていきます。効果的な授業が行えるよう、90分授業を二人指導で行います。
より深く、広く学ぶことを意図としています。十分な時間をかけて考えられるように、90分授業を二人指導で行います。また、3年生から習熟度別クラスを実施し、全員が最大限に能力を伸ばしていけるようにしています。6年生の10月までに指導内容を終え、以降は公式にあてはめるだけでは解けない応用問題や、答えが一つだけではない問題を考えることで、集中思考力、拡散思考力を養います。
思考・感情・意識といったものをもとに、言葉を先行する精神発達の成長課題を教材としています。課題を意識的に取り上げ、授業の中でねらいに沿って皆で考え話し合い、文書としてまとめるなどを通し、精神的発達を促すことを目的としています。それは児童の生きていく力を育むもので、議論を通して、概念での評価力、拡散思考力、転換力を養います。
日本語を原則として使わない英語での授業を少人数、習熟度別で行います。英語に親しみ、慣れることではない本格的な英語力を養います。将来、日本だけでなく、海外で英語力を発揮できることを目標とし、英語でのコミュニケーション力を高め、国際感覚を身につけていきます。1年生から行い、5年生になると週3時間の授業になります。
観察や実験などの経験を重視しながら、科学的な見方と考え方を養う授業をしています。
そのため、実験・観察を6年間で150回以上行っています。科学者たちが長い年月をかけて苦労を重ね、発見し確認したことを児童も同じように経験します。様々な実験と観察を通じ、結果を推理する能力や評価力、思考力を養います。
『空間的な広がり』を把握することを目指しています。例えば、「川の絵巻物づくり」を通して空間的な広がりや鳥瞰図的視点を身につけていきます。高学年になるにつれ、場所と場所、国と国の関係などについて様々な角度から眺め、グローバル社会への対応の土台となる考える力を高めます。空間的な位置関係を考えることで、図形での認知力、評価力を養います。
全国の小学校で唯一の歴史と地理教育を行っています。中学校の学習前倒しではなく、『昔話を聞いて場面絵を描く』ということから始まり、人物の一生と社会との関わりとして『人物伝学習』、日本通史を学びます。修学旅行では、吉田松陰ゆかりの地を訪れます。歴史的な転換点の要因や背景を考えることで、概念での見通し力と転換力を養います。
小学校で育てる力として「調整力」を掲げています。運動技能が効果的に伸びるよう、発達段階に応じた内容を行っています。体育を通して自主的・主体的な活動を導き、一人ひとりが自分の得意とする種目を伸ばし、その中で創造性の育成や能力の限界に挑戦してきます。体力、運動能力を伸ばしていくだけでなく、行動での認知力、評価力、拡散思考力をを養います。
音楽活動を通して得られる豊かな体験と、心を揺さぶられる多様な感動、音楽の持つ芸術的特性である美的感覚体験の分かち合いを大切にしながら、その体験から生まれる心の開放感、協調性、社会性、創造性、探究心などを活かす授業をしています。音楽が豊かな自己実現に活かされ、働く力となるようにしています。楽器演奏を通して行動での認知力を養います。
造形への関心を高めるような様々な素材を使ったカリキュラムを行います。作品の鑑賞や、ものづくりを通して手を動かすことの楽しさや表現することの奥深さを体験します。生活の中での感動や、自由な発想を色や形で表現していきながら、豊かな心と感性を育てていきます。イメージの世界を表現していくことで、図形での拡散思考力を養います。
5・6年生の授業では、衣食住に関する体験を通して、日常生活に必要な知識や技能を身につけていきます。様々な活動の中にも、子どもたちの個性を生かし、創意工夫する力を発揮できるようにしていきます。楽しみながら学び、家庭生活を大切にする心情を育んでいきます。調理実習、裁縫実習を通して、行動での認知力や評価力を養います。
文化部 / 器楽部 / ゲーム部 / 工作部 / 鉄道研究部 / パソコン部運動部 / 野球部 / サッカー部 / バドミントン部 / バスケット部
児童会 / 生活委員会 / 気象観測委員会 / 保健委員会 / 放送委員会 / 体育委員会 / 図書委員会 / 飼育委員会 / 園芸委員会
「一人ひとりの子どもの個性と能力に対応した指導」を徹底するために、学年の発達段階等に応じて複数担任制を実施。
1・2年生・・・2人担任制(1クラスを2人の担任が担当)
3〜6年生・・・1人担任制(学年担任が各担任を補助)
クラス担任の先生がほとんど全ての教科を教えるのではなく、中学、高校と同じように国語は国語の先生、数学は数学の先生が教えます。それぞれの先生が自信のある専門的な分野を教えるので、それだけ授業効果が高まります。今ではほとんどの私立小学校、公立小学校で教科担任制が採用されていますが、実施しているのは5年生からです。聖徳学園小学校では英才教育を取り入れた1969年当時から教科担任制を1年生から実施しています。